先輩の声

船舶管理課 主任 渡邉 拓弥/2013年入社/弓削商船高専・商船学科機関コース卒

自己紹介

私は約3年間の海上勤務を経て、陸上勤務になってから9年目となり、現在は船舶管理課で工務監督(Superintendent)として勤務しています。
現在私が担当している船種は、チップ船で国内の製紙会社向けに紙の原料となる木材チップを運んでいます。
航路は主な積み地が豪州、南米、南アフリカ、ベトナムで揚げ地は、北海道から九州に渡り製紙会社工場のある国内各地に数港あり、揚げ荷役には必ず訪船立ち合いを続けています。

若い人にも活躍の場 コロナ禍でのドックは、貴重な経験と今後の糧に

私の担当船は、昨年(2020年)8月に中国の福建省の修繕ヤードで入渠工事をおこないましたが、新型コロナウイルスの影響で、当時も日本からの渡航が厳しく制限されており、監督業務を現地の代理監督に委託契約する選択肢もあり、現場での立ち合うのは困難かと諦めかけていましたが、今回のドックはカーゴホールドのリコーティングやバラスト水処理装置のレトロフィットという大工事もあり、従来通リ自分自身の眼で全ドック工事を確認したいという気持ちが強く、また会社と船主殿のサポートも受けてドック工事に立ち合う事が出来ました。

その手段として、ドック前航海の最終揚げ地港の苫小牧で本船に定員外として乗船し、ドック到着後も中国への入国手続をしないというイレギュラーな方法で、またドック期間中は、コロナ禍制限により本船から一歩も外へ出る事が禁止され、船内缶詰め状態の生活となりましたが、約1ヶ月間に渡る重要な工事に立ち会う事が出来ました。ドック工事完了後の帰国ですが、中国への入国手続をしていないので飛行機での帰国は出来ず、ドック出帆後も本船に一航海乗船を続け揚地の石巻港で揚げ荷役立会完了後に下船しました。
ドック前の乗船から約3か月間に及ぶ長期間の出張となり、また会社としても中国では初めて入渠する修繕ヤードであったので勝手がわからず苦労も多くありましたが, 久々の乗船と、現場とCREWに直に接する時間を多く持つことが出来, コロナ禍がもたらした影響とは言え非常に貴重な経験となりました。
今後、この経験を糧に、工務監督として一層の精進と船舶管理能力に磨きをかけ、お客様に心から信頼される工務監督を目指して頑張ります。

船舶管理の仕事に興味のある方へのメッセージ

入社9年目、船舶工務監督としては未だ経験の浅い私ですが、現在チップ船1隻の担当船を任されております。
工務監督として大切な事は、重大な責務を自覚しながら訪船活動を積極的に行うとともに本船との連絡を密に取り、また船主殿、運航担当者殿と打合せ、協力しながら本船の安全運航と船質の維持に努める事です。
弊社は若い人にも積極的に仕事を任せて頂けるので、責任感と使命感を持って仕事ができ、非常にやりがいを感じます。
また、所帯が小さい分、社内はアットホームで、風通しが良く、社内各部との連携が取りやすいので、仕事を進めるうえでも非常に良い環境です。
興味のある方は、ぜひお問い合わせください。

総務部 総合職経理担当 柳澤 実奈/2012年入社/早稲田大学文化構想部卒

入社のきっかけ

求人サイトに掲載されていた求人情報を、業務内容、会社の雰囲気、通勤時間など、総合的に見て、自身が長く働き続けられるか考え、応募しました。

今の仕事

経理や総務の仕事をしています。他の部署から回ってきた請求書を処理したり、会社の備品を揃えたりしています。

仕事をしていて嬉しい瞬間

一か月間のうち、月末は特に忙しくなるのですが、回ってきた仕事を積み上げ、一つ一つ処理し、すべてやり終えたときにやりがいを感じます。

入社して良かったところ

長く働いている社員の方が多く、落ち着いた雰囲気で、皆さん優しく、とても働きやすいところです。また勤怠管理、福利厚生もしっかりしているので、有給休暇も取得しやすく、長く働き続けるには、とてもいい環境だと思います。

就活で苦労したこと

なかなか決まらなかったこともあり、手当たり次第に応募して選考を受けている内に、だんだんと自分がどう働きたいのかわからなくなってしまった時期がありました。
そのときは精神的にもつらかったです。

将来の自分

いまの仕事に真摯に取り組みながら、業務と関連する資格の勉強をし、少しずつでもステップアップしていきたいです。

先輩から一言

私自身「社会人になる」と思うと身構えてしまい最初は必要以上に緊張し、失敗も多かったです。けれど絶対に徐々に慣れ、出来ることも増えていきますので、焦らずこつこつと頑張ってほしいです。